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my new days

30代最初の日が静かに終わろうとしています。

自分にとっての20代というのは,まさに失敗の連続でした。
それは基本的に,誰かのマネをして生きてきたことにその原因があります。

役者はこうでなくてはならない。
就職活動はこうしなくてはならない。
会社員はこうでなくてはならない。

その世界で成功している人のコピーになろうと努力し,自分を殺し続ける日々だった気がします。
一年前の今日,法律事務所の内定を辞退し,裁判官を目指すと決めたのは,ひとつの転機でした。きれいな事務所で巨大な案件を扱う華やかな弁護士に憧れていました。でも,この10年,自分とは違うところにある「憧れの姿」に,自分を無理矢理あてはめて失敗してきたのです。もう同じ過ちは繰り返したくない。私は29歳にしてようやく,自分が自分らしくあれるであろう職業を選択することができました。

裁判官はその全人格をもってする仕事です。
私はいままで,自分の人格を押し殺すような仕事の仕方をしてきたので,現在とても苦労しています。前回も書きましたが,ひとりで行う手続のあとは,いつも反省しきりです。
でも,この充実感はすごい。

客観的には非常に地味で没個性的に見える現在ですが,
主観的には今が最も個性的な自分でいられています。

どうして裁判官になったのか,よく問われますが,
正直うまく説明できません。
というか,なぜなのか自分でもよくわかりません。
しかし,自分の本能というか,深い部分に,何か感じるものがありました。
それを,大事にしてみようと思ったのです。

たぶん,それは,大正解でした。

30代が始まりました。
自分の内なる声に耳を傾けることを大切に。

- Let's not imitate others. Let's find ourselves and be ourselves.
ひとりごと | permalink | comments(3) | trackbacks(0)

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この記事に対するコメント

20代の時には人は「社会から評価されるもの」に目を奪われがちなものです。
世間から評価されている組織に、まるでブランドもののスーツを身に付けるかのように、身を委ねていく。
最初の頃は人よりも高いサラリー、華やかなオフィス、巨大な案件に幸せを感じる人も多いわけですが、30というのは人生の転機を迎える時期でもあるようです。
「世間体しか見てないんじゃないの」
「このまま人と比較するだけの人生でいいの?」etc

自分の中で本当に大切にしたいものが見付かった時からが人生の始まりですよ。
気付いた時からが人生の始まり | 2007/03/10 11:09 PM
この記事がとても気に入ったので、コメントします。ブログにコメントするのは初めてです。貴方は昨年とてもよい選択をされたと思います。職業生活には色々なことはあります。そして、私も、貴方よりも25年間くらい前に同じような選択しましたが、今も、自分の仕事について、貴方と同じ気持ちです。
先に同じ職業選択をした男 | 2007/03/16 10:55 PM
>気付いた時からが人生の始まりさん
ありがとうございます。

温かいお言葉を頂きありがとうございます。
自分にとって大切なものはたくさんあるようで,なかなか見つけられないものです。日々,自分に問いかけることが大切だと感じています。


>先に同じ職業選択をした男さん
ありがとうございます。

先輩裁判官の多くはこの仕事に誇りを持ちつつ,慢心することなく自己研鑽に励まれており,本当に尊敬します。
悔いの無いよう努力したいと考えています。コメントいただきありがとうございました。
アマケン ◆cafeAaRNc2 | 2007/03/22 11:04 PM
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